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2階建ての住宅を3階建てに増築することはできますか?

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3階建て以上の建築物を建てる場合は、いくつもの高いハードルがあります。
増築の場合も、同じように規制がかかりますので、注意が必要です。

1.構造計算
建築士が設計した2階建て以下の木造住宅などは、確認申請時に構造計算が免除となる特例が適用されますが、3階建て建築物にはこの特例が適用されず、構造計算が必要となります。

2.防火規制
防火地域内では、階数が3以上の建築物は「耐火建築物」としなければなりません。
「耐火建築物」とは、鉄筋コンクリート造の建築物などをいい、一般的な木造建築物は建築不可となります。また、準防火地域内においても、3階建て建築物は外壁の構造や窓などの開口部に高い防火性能が求められます。

3.高さ規制
低層住居専用地域(第1種・第2種)では、軒の高さが7メートルを超える建築物又は階数が3以上の建築物には、日影規制が適用されます。また、高さが10メートル(または12メートル)を超える建築物は原則として建てることができません。その他の住居系用途地域においても、高さが10メートルを超える建築物は、日影規制が適用されます。

このように、建築物は3階建て以上になると、各種規制がぐんと厳しくなります。2階建て住宅の階数をさらに増やすことは、構造的にもリスクが高くなります。安易にこのような増築を行うと、違反建築物となる可能性もあります。使用する人の安全、そして秩序ある街並みを守るためにも、無理な増築は控えましょう。

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